インフルエンザワクチン接種

　インフルエンザワクチン接種はインフルエンザの流行や健康被害を軽減するための基本的対策です。発病・入院・死亡リスクを低下させます。

　日本国内で生産・使用されているインフルエンザワクチンは生ワクチンではなく、不活化ワクチンです。安全性は高いワクチンです。

　平成27年シーズンのワクチンからはインフルエンザAが2種類の株、インフルエンザBが2種類の株、合計4種類の株に対して抗体が作られるワクチンが本邦で接種されています(4価ワクチン)。

　高齢者・小児・基礎疾患を持っている人などが接種すべきです。日本はインフルエンザワクチン接種率が高くなく、個人や集団をインフルエンザから防御する対策が取られているとは言い難いと考えられます。

　当院では当初からインフルエンザワクチンを外来患者様などに積極的に推奨して接種してきました。しかし、実態は接種数が少なく、この地域の住民の接種率向上に寄与しているとは未だ言い難い状況です。